
お客様が勘違いしない商品陳列を
アパレルショップにおいてお客様が重視している事と言えば、デザイン、カラー、価格、そしてサイズではないでしょうか。
どんなに素敵なデザインの洋服であっても、どんなにお買い得な商品であっても、サイズが合わなければただの布切れになってしまいますよね。
これほどまでサイズは重要項目であるのに、安易に考えて商品を陳列している店舗が多いように感じます。
ほとんどの店舗では同じ商品のサイズ違いとなると、小さいサイズのものから順に陳列していますよね。
畳んだ状態であれば最もサイズの小さい物が一番上、そして最もサイズの大きい物が一番下に陳列されていると思います。
ハンガーにかけた状態であれば、左右どちらかから順にサイズが大きくなっていることでしょう。
これはお客様においても、暗黙のルールのようなものです。
これがもし、商品がS→L→Mの順で陳列されていたらどうでしょうか?
お客様はMサイズが欲しくてSサイズの下を見るとLサイズ。
Mサイズがないから諦めよう、こういう結果に繋る場合もあります。
また、M→L→Sの順番で並んでいたとしたらSサイズが欲しかったお客様はSはないんだ・・と諦めてしまうかもしれません。
どうしてもその商品が欲しいお客様は、一番下まで確認したり販売員に尋ねるでしょう。
しかし全てのお客様がそうとは限りません。
サイズがすぐにあれば買うつもりの方もいるでしょうし、販売員に話しかけるのが苦手という方もいるからです。
それに全てのお客様に『サイズありますよ〜』とフォローするのは困難ですよね。
たったサイズの陳列順が違っただけでも、機会損失は生まれます。
こんな些細なことで売上が逃げていくと思うと、非常に勿体ないですよね。
待機の間など配列に気をつけたり、売れたらすぐに補充するなど気をつけて売り場の確認をしてみましょう。
【Style MOREコラム】
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