
〜Editor’s コラム〜
今回は、同じ接客業界でもアパレル販売とちょっと似ている美容販売についての
コラムを書いてみました。
「美容販売員の育成に力を注ぐ会社の取り組み」
現在コスメブランドはたくさん存在し、それぞれのブランドを美容販売員(美容部員)
と呼ばれる女性たちが販売しています。
お気に入りメーカーの販売ブースに座り、美容部員に化粧をしてもらってから、
憧れを抱くようになった方もいらっしゃることでしょう。
美容販売員は、化粧品を販売することが主な仕事で会社の利益に繋がることは
間違いないですが、だからといって 厳しいノルマを課して美容部員に押し売り
をさせることがいいわけではありません。
化粧品の開発はもちろん、美容販売員の育成―社員教育に力を注いでいる会社に
ついてご紹介します。
(資生堂)
資生堂は、顧客の肌や容貌にあった化粧品を美容販売員が提案することで、
顧客の満足度を満たす取り組みに力を入れています。
あえて、ノルマを課さずお客様のアンケートを通して美容販売員を評価。
また、キャリアアップ制度を導入し、企業内大学を設置するなど美容販売員から
管理職になる道を設けています。
(ロレアル・パリ)
世界NO.1の売り上げを誇るロレアル・パリは、幅広いキャリアステージや
育成システムが整っています。
美容、店舗運営のプロとして、または美容アーティストを目指すことも可能です。
このように美容部員のエキスパートを目指すなら、ただ、○○ブランドが好きだから
という理由だけでなくその会社のシステムやキャリアアップにつながるかなど
幅広い視野で探した方がよさそうです。
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このことは、美容業界だけではなくファッション/アパレル業界にも言えること
ではないでしょうか。
このお店(このブランド)に勤めてよかった、ここでキャリアを磨きたいという環境が
整っている会社こそ、良い人材が育ち、良いブランド(店)として業界内外から認められ
トータルでの売り上げにもつながるのではないでしょうか。
まずは、従業員(販売スタッフ)にこのお店を”好きになってもらうこと”が一番重要な事
かもしれません。
【Style MOREコラム】
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