『心理学から見た“つい買っちゃう店舗”とは?』

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〜Editor’s コラム〜

『心理学から見た“つい買っちゃう店舗”とは?』

 

全く同じ立地条件で、全く同じ商品を取り扱っているのに“売れる店舗”と“売れない店舗”はハッキリ分かれます。

経営者の方も販売員の方も“売れる店舗”の方がいいに決まっていますよね。

この両者の分かれ道は

『お客様が商品を購入するときの心理状態を、上手く理解した店舗になっているか』

これがポイントになっています。

文章で書くと、なんだか難しいようにも感じますよね・・・

しかしこれは、ごく当たり前のことでごく簡単なことなのです。

 

1軒のレディースファッションを取り扱う店舗があったとします。

そこへ来店した1人のお客様。

実はこのお客様が、あらかじめ欲しい服があってそれを買いに来たというケースは25%しかありません。

残りの75%は、なにも計画せず“ただ来店した”お客様なのです。

つまり来店したお客様に『買いたい!』と思わせることができる店舗が“売れる店舗”というわけです。

 

お客様に買いたい!と思わせるためには、店舗レイアウトの工夫が必要になってきます。

まず、商品のレイアウトは動線を意識したものになっているでしょうか?

コスメやアパレル系の店舗であれば、まず入り口。

ここでお客様の興味を惹き付け、そのまま店内に誘導します。

そして商品陳列棚の1番端。

ここもお客様が興味を抱きやすい場所です。

実際にお客様が、店舗にいる時間というものは短いものです。

その短時間でいかに興味を惹き付けられるかが重要になってきます。

 

そしてもう1つ、お客様が想像できる店舗にしなければなりません。

例えばコスメを取り扱う店舗であれば

『このファンデーションを使えば、化粧崩れが気にならないかも・・』

アパレルの店舗であれば

『このコーディネート、今度の合コンにピッタリ!』

などです。

 

店舗に来るお客様には、思った以上に購買意欲がないこと。

そして興味を持ち想像ができないと購入に繋がらないことを念頭に置いて

今一度、ご自分の店舗を見直してみてはいかがでしょうか?

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