
haha
[Collection Report]
2014/10/14
SHIBUYA HIKARIE Hall B
2015 S/Sコレクション
鶴田 能史 design team
Takafumi Tsuruta design team
Brand official HP
”輪廻-RINNE-” 人はこの世に生をうけ 死を迎え そしてまた生まれ変わる そこにあるのは悲しさではなく 優しさ 美しさ そして 愛
今回のコレクションは、「人の一生の中の様々なシーンを服で表現します」という事で、出産・日常生活(藍染め)・車イス・梅雨・隻腕(せきわん)*片腕の人、そして葬式 という日常であるけれども非日常でもある様々なシーンをhahaのデザイナー鶴田 能史 率いるデザインチームが服を使って表現。会場では、ボーカル カラトユカリ MIOSICの生演奏と生歌と共にコレクションがスタートしました。2013年に立ち上がったこのブランド、前回のコレクション(2014-15AW)よりも立見の観客が増えた様な気がします。そして、今回のコレクションをふまえ、また客数が”増加”する予感。。そう、すごく素晴らしいストーリーが描かれていた今回のショー。本当に人の一生をゆっくりとした音楽にのせ服で表現されていました。出産から始まり、車イスや隻腕の人など誰もが隣り合わせに抱えている現実である日常を通過、そして喪服を出した後、、美しい歌声で”ゆりかごのうた(赤ちゃんの子守唄)” が流れてクライマックスを迎えるという演出。”死”が最後ではなく、輪廻に基づき”生”が始まる。という事。まさかのコレクションを見て涙腺が緩みそうな感動をしてしまいました。素敵な服や演出で感動する事はあるけれど、深いふかい映画を見終わったような、一冊の本を読んだような・・・本当に涙がでそうになりました。ファッションショーを見て未だかつてこのような感情を抱いた事はなく、とても素晴らしい体験をさせてもらいました。
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2015 S/S
【StyleMORE Press Mori】